沖縄メッセージ・・・心の平和と安らぎを求めて
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つるちゃん   西表なんくる島   ユイタとアオイのわった〜家   あおじゅごん
授業・キャリア教育 絵本を使って
2011年 月 日( )〜 月 日( ) 実践
発達支援と読み聞かせ

絵本のしかけには視覚的刺激の工夫があり、読み聞かせとなると聴覚的刺激が加わってきます。
感覚に敏感な子は、絵を見て思うことがたくさんあるでしょうね。
感覚に敏感な子ども達は、けっこう反応がありますが、言葉の表出に困ったりします。
絵から楽しい驚きがありながらも、言葉より先に、近くのお友達にくっついたり、・・・不思議な楽しさがありながらも、疑問を言葉にできなかったり・・・します。
例えば・・・つるちゃんの読み聞かせでは、必ず質問コーナーを設けます。
「つるちゃんに聞きたいことがありますか?」と、よくこちらから発問しますと「どうして片目なの?」「何を食べていたの?」と、自由な視点が受け入れられた会話が成立します。
後日には、感想文が送られてきますが、つるちゃんは喜んで読みます。1年生のやっと書いた言葉など、感動です。
発表する子ども達や感想を書く子ども達にとって、普段、思っていた事、不思議に気になっていた事をどんどん受け入れられ、作者と主人公が語るのですから、認められ褒められることになり、子ども達も満足でしょう。
言葉の表出や思ったことの表出、書くことの表出に困り感のある子も、認められ褒められる体験ができるわけです。

 私は絵本「つるちゃん」だけでなく「西表なんくる島」他の絵本を特別支援学級で読み聞かせたり、トータル支援(琉球大学発達支援センターでの活動)で使ったりします。
保育所や幼稚園、専門学校や大学でも読み聞かせをします。
「何が見えるかな〜?」や「どこにあるのかな〜?」と声かけをするようにしています。
すると、子ども達はじっくり見る姿勢になり、感じたこと思ったことを言葉で表現しようとします。
すごい反応です。子ども達の成長を見る瞬間です。

特別支援学級の子ども達が絵本を創り、読み聞かせる側になる事も実践してきました。
特別支援学級の子ども達が、質問コーナーで受ける質問に、戸惑いながらも言葉を探し、繋ぐ姿は、とてもすごいパワーを感じました。
最初は「え〜っと、あれとこれと・・・です」と指さしが伴いますが、だんだん「そうそう、○○くんが作ってくれました。」などのように言葉を繋いでくれるようになりました。

子ども達は、イラストが上手です。絵本を使って、絵や文、笑顔から楽しさを十分味わいながら、優しさを育んでいけたらと願っています。

特別支援学級やトータル支援(琉球大学発達支援センター)での絵本の読み聞かせ
保育所では、読み聞かせのお母さん方も手伝ってくれました。
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